まどどブログ

普通の二十代前半男性が、夢を見るか、破滅するか。そんな人生ドキドキギャンブルの行く末を提供しています。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2022.11.30 汽車の音と読書について

2022.11.30 汽車の音と読書 汽車の騒音というのは快い。人をどこかに連れていってしまう音が聴こえる。だから読書には最適だ。 しかし、何故だか人の会話はその反対の力を持つ。我々を此処に留めてしまう。だから人の声がしていると、読書に集中できない。 …

2022.11.29 'Fight Club' の感想について

2022.11.29 ’Fight Club’の感想 先日は ‘Fight Club’ を観た。それに関して、いくつか感想を。 この映画は、あらゆるものに対する諷刺であると私は考える。あらゆることに対して諷刺を、そして叛逆を試みているが、その果てに誰自身が何を得るかは明示されて…

2022.11.28

2022.11.28 さらば命の架け橋よ。 お前はいつも私を見てくれていたんだろう。

2022.11.27 映画『バッドガイズ』について③ / ダイアンに仲間は居たのか?

2022.11.27 今日の話題 『バッドガイズ』という作品は解釈の幅が広くて、裏返せば情報の不足しているところがあまりに多くて、考えれば考えるほど妄想が止まりません。もう少し前日譚とか各キャラの生い立ちとかを知りたいところですね。児童書の方の原作と…

2022.11.26 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて⑪ / なぜ彼だけが「普通の生活」を求めていたのか?

2022.11.26 なぜウルフだけが「人々に受け入れてほしい」と強く思っているのか? 尊すぎて寿命延びまくった二次創作のご紹介 バッドガイズにも子供時代 幼いウルフと子犬とバッドガイ 他のメンバーは「普通の生活」を知らない? ミスター・ウルフの性格と幼…

2022.11.25 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて⑩ / ウルフの行動原理は何か?

2022.11.25 昨日のまとめと今日の話題 ウルフの願い:人々に受け入れてほしい 彼の諦観は自分で招いた諦観である はやく前日譚を出して!!!!! 明日の予告:なぜウルフだけが「人々に受け入れてほしい」と願っているのか? 昨日のまとめと今日の話題 昨日…

2022.11.24 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて⑨ / スネークへの想いについて

2022.11.24 ウルフはやっぱりスネークを愛している? ウルフはスネークにだけ明確に想いを吐露しない ウルフの目は宝物を見る目である ウルフは何故、喧嘩別れのシーンで目を潤ませていたのか? ●ウルスネやん!!!!! ●ウルスネは友愛、でもウルダイは実…

2022.11.23 戦前・戦後の作品と死について

2022.11.23 戦前と戦後のちがい:死を見ているか否か 私は戦前の作品と戦後の作品とについて、明らかに異なるものがあると考える。それは、死を見ているか否か、という点である。 戦前——特に産業革命以前——死は今よりずっと近い存在であった。そもそも労働環…

2022.11.22 『トップガン:マーヴェリック』の感想

2022.11.22 『トップガン:マーヴェリック』の感想 『トップガン:マーヴェリック』を観た。今日はその感想を簡単に。 ・とても丁寧で大胆なプロパガンダ映画。 ・アクションシーンは魅せられたが、他のシーンについては正直、よく分からなかった。厳密に言…

2022.11.21 伝統的季節感と北海道について

2022.11.21 伝統的季節感は現代日本に相応しいか? 一月から三月は春。 四月から六月は夏。 七月から九月は秋。 十月から十二月は冬。 これは旧暦であるので、新暦にはそれぞれ一月を加えることとなるが、それにしても、これを是とするものはなんと京本位的…

2022.11.20 『チェンソーマン』から教わる精神安定の方法について

2022.11.20 謝謝 いつの間にか、総閲覧数が千回を超えておりました。感謝致します。 精神安定を得る手っ取り早い方法 手っ取り早く精神安定を得るにはどのようにするのが良いか。 私は精神安定について、三年ほど考えてきた。それでも手に入らなかった。非常…

2022.11.19 エーリッヒ・フロムの教える現代人の生き方について

2022.11.19 フロムは私の師である 私はエーリッヒ・フロムを師としている。彼の思想はまさしくこの世を端的に示している。私にはそのように感じられる。 そして彼の思想において最も有用な点は、彼が現代においてどのように生きるべきか、逆説的に明示してい…

2022.11.18 死刑について

2022.11.18 死刑とは非合理的な刑である 私はつい先程まで、死刑に対して肯定的な考えを抱いていた。それは遺族感情の観点から、死には死を以て償うべきであると考えていたためである。 しかし、たった一つの観点から、死刑は廃止されるべき刑罰である、とた…

2022.11.17 映画『RRR』の感想と異文化理解について

2022.11.17 映画『RRR』の簡潔な感想 『バッドガイズ』や『チェンソーマン』により、私の中で映画に対する興味がかつてないほど高まっている。 その活動の一環として先日、RRR、という映画を観てきた。いくつか感想を述べたい。 ・胸の底からむず痒くなるよ…

2022.11.16 映画『バッドガイズ』について② / マーマレードは「悪人」か?

2022.11.16 マーマレードは実際、どの程度の善行をしたのか? バッドガイズ関係のことは一旦昨日で終わりにしようと思ったのですが、気になってしまったので、一つ。それはマーマレードについてです。 マーマレードは劇中で明らかに悪人として描かれていまし…

2022.11.15 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて⑧ / 『バッドガイズ』のテーマについて

2022.11.15 0.昨日のおさらいと本日のテーマ さて、昨日はミスター・ウルフが最終盤で「愛してる」と言えなかった理由について考察しました。 と言いつつ、正直分かりかねたので、 「ウルフは離別を経てスネークをどうしようもなく愛してしまい、二度と離れ…

2022.11.14 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて⑦ / 彼は何故「愛してる」と言えなかったのか?

2022.11.14 0.昨日のあらすじと補足 さて昨日は、ミスター・ウルフの人物像について触れました。その中で、彼は善の祝祭のときから、徐々に彼の「クールでキザな悪いオオカミ」という外見が崩れつつあることを指摘しました。 ところで、昨日の記事に補足です…

2022.11.13 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて⑥ / 彼の人物像について

2022.11.13 0.昨日のおさらい 昨日はウルフの内面について迫りました。その中で、彼の特徴として ・「弱さ」を見せない傾向がある ・「悪いオオカミ」という人物像を自分に押し付けている傾向がある →他人に対して素直でありながら、自分に対して素直になれ…

2022.11.12 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて⑤ / 彼の内面と「弱さ」について

2022.11.12 0.昨日のあらすじと今日の流れ 昨日は眠かったので、劇中の小ネタについて触れていきました。 さて、本日はミスター・ウルフの人物像について迫ってみたいと思います。 まずは彼の内面と、彼の「弱さ」について。 0.昨日のあらすじと今日の流れ 1…

2022.11.11 映画『バッドガイズ』について① / 劇中小ネタについて

2022.11.11 昨日のあらすじと今日のテーマ 昨日は他メンバーの個性について考察を加えました。特にミスター・スネークについては「弱さ」そのもの、ダイアンについては「強さ」そのものであると明らかにしました。 さて、本日はミスター・ウルフのそれ、彼の…

2022.11.10 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて④ / 他メンバーの特徴について

2022.11.10 0.昨日のおさらい 昨日はミスター・ウルフの怒りのうち、スネークに詰問されて「そうかもな!」と怒りを覚えるシーンについて、不安と悲しみ、そして仲間と自分かという動揺と混乱の中で、反射的に反抗したものであると明らかにしました。 そして…

2022.11.09 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて③ / 彼は何故怒りを抱くか?

2022.11.09 夢にまでウルフが出てきた。やっぱり僕は彼が大好きなようです。 0.昨日のおさらい 昨日はミスター・ウルフの怒りについて見ていきました。 彼が怒りを覚えた部分は四箇所あり、それぞれの要因に私は着目しました。そして最後の場面、ウルフがス…

2022.11.08 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて② / 彼はなぜ怒りを覚えたか?

2022.11.07 今更ですが、考察なんてものは僻んだ見方の結晶体です。本気で受け取らないでください。 あとネタバレを含みます。 0.昨日のおさらい:ミスター・ウルフの「弱さ」は何か? 昨日はミスター・ウルフの「弱さ」にフォーカスしました。 まず彼のバッ…

2022.11.07 『バッドガイズ』ミスター・ウルフについて① / ウルフの「弱さ」について

2022.11.07 バッドガイズ考察週間 お久しぶりです。まどです。考察系は久々やな。 最近『バッドガイズ』という映画の虜となっています。僕はまだ五回しか映画館に足を運んでいないのですが、回を重ねれば重ねるほど多くの発見が、そして多くの感動が僕の中に…

2022.11.06 やりたいことがあるのに疲れているときの対処法について

2022.11.06 やりたいことがあるのに、疲れているなら 今日は生活ハウトゥーの記事である。 疲れて何も出来ないときがある。やらなければならないこと、やりたいことがある。しかし疲れている。何もしたくないし、横になって動画でも視聴していたい。そういう…

2022.11.06 死と自由について

2022.11.06 死:救済であり陵辱 人生において、すべてを終了させる方法が一つだけある。どのような悪い状況も簡単に覆し、すべて無かったことにしてしまう、とっておきの方法がこの世には一つだけある。それは何か? 死である。死は良いことにも悪いことにも…

2022.11.04 外見の好みとしての獣人について

2022.11.04 私の悩み:人に恋しないこと 私には散々、悩んできたことがある。ある意味、思春期全体を通して、最も大きな受難であったかもしれない。 それは、人に殆ど恋しないこと、である。 冗談ではない。私には本当に、誰かに恋をする経験が無い。少なく…

2022.11.03 私の愛すべき人について

2022.11.03 すきぴ 私はどのような者を愛するか? 昨日おそらく最終的となるであろう解を得たので、ここに残しておきたい。 一、凛々しくも愛らしい者 要はギャップである。愛らしい容貌をしつつ内心では確固たる信念を持っている。しかしときたま、外形に引…

2022.11.02 「ケモノになりたい」という欲求はどのようにして生起されるか?

2022.11.02 ケモノになりたい……それかケモノに囲まれて生きたい 白状しよう。私は現実、つまり「こちら側の世界」で生きていたいとはそれほど強く思わない。私は「そちら側の世界」に行ってしまいたい。そして「そちら側の世界」とは、獣人世界である。 例え…

2022.11.01 心という畑と作品について

2022.11.01 畑と作品 心を畑としたとき、作品とは水である。 心がよく整地され、整備され、土壌の状態も良いと、作品はいとも容易く浸透し、そして留まる。 心が乾ききっている場合、作品はいくら注ごうともその畑に定着すること無く、ただ沈んで去っていく…