2021.12.15
あと107日
今日も絶望的に怠惰な日々を過ごしてしまった。
どうにも、疲れると動けなくなってしまうらしい。取り戻さねば。
- 飲み会1回、本5冊
私は何かイヴェントへの参加を検討するに当たって、標語を設けている。というより、最近思いついた。それが、表題のこれ。『飲み会1回、本5冊』である。
飲み会に掛かる必要をだいたい四千円としよう。本一冊は、本によりけりではあるものの、平均して八百円程度だと仮定する。では、飲み会一回参加するごとに、本を五冊購入できる。つまり、飲み会1回と本5冊とは、金銭的価値として等価なのである。
しかし、当然、体験としては等価ではない。この飲み会は、どのような体験をもたらすのか。良いコネクションを入手できるだろうか。新たな知見を獲得できるであろうか。あるいは、ストレス解消に繋がるであろうか。それを考える。そして、本の五冊分によって得られる体験と、比較する。そして、より天秤の傾いたほうを選択する。
ちなみに、たいてい飲み会は天秤に軽んじられ、捨てられる。
- すべてのイヴェントは本と漫画と資料集で説明できる
これはあくまで分かりやすい例が飲み会なのであって、他のものでも良い。例えば旅行。旅行は、1泊で一万円程度を要する。本であれば12冊程度であろうか。これを漫画や資料集で置き換えても良い。漫画ならば一冊五百円、資料集ならば二千円程度。漫画は20冊、資料集は5冊。さて、それに見合うだけの体験であるか、否か。
すべて、このように視覚化が可能になる。すべては本と漫画と資料集で説明されるのである。漫画20冊、作品として一つの世界が完結する、それほどの価値が、その旅行にはあるだろうか。それを考える。
- 本でなくとも
私は作品に重きを置いているので、このような比較軸を設定している。そうでない人は、どうすればよいか。その人に見合う軸を用意すれば良い。
試合であったり、デートであったり、あるいはギャンブルであったり。何でも良い。右辺は人によって変化する。己が重視している体験を設定し、左辺のイヴェントと比較する。
私はたまたま、右辺が作品だったのだ。
ちなみに、この標語は、たった一言で言い表すことも出来る。
効用の最大化である。