まどどブログ

普通の男子大学生が、有名作家になるか、破滅するか。そんな人生ドキドキギャンブルの行く末を提供しています。

2021.12.24(残98日) 02

 この世はどうしようもなく下らない。これは厳然たる事実である。

 私が何をしようとも、世界は決して変化などしない。仮に私が何かを遺したとして、それが何を起こそう。仮に私の作品が人の心に染み付いたとして、それに何の意味があろう。何の意味もない。世界は大きく変わることなど無い。やがて私は消えて無くなる。これは当然のことである。私ごときで世界が動いてしまうのであれば、それは軟弱極まりない。簡単に失われるであろう。これで正しいのである。そして、下らない。

 音楽も小説も漫画も労働も友人関係も何もかも下らない。何もかも、無意味なのである。すべてはやがて滅びる。すべて空しい。すべて終わる。すべて消える。故に、下らない。

 願うならば、私は不滅の存在になりたい。決して消えることのない、決して世界に流されることのない、すべてから隔絶された、大河に対する雲のような存在になりたい。ふわふわと浮いて、誰に干渉されることも、死に苛まれることも、穢れに侵されることもない、超然とした存在になりたい。しかし、それは叶わない。故に、下らない。私はいつか消えるから。

 そして、すべてが下らないと思われるとき、人は死に向かうのであろう。すべての色が消え失せるから。あらゆることに対する活力が失われるから。

 

 それでも、下らないからといって、死んでしまうわけにもいかない。死がどれほど私を誘惑しようとも、私は決してそれに落ち着いてはいけない。死ぬことは許されない。敗北だから。

 この世はどうしようもなく下らない。それに気付いても、私はどうしようもできない。ただ、目を瞑る。それしかないのだ。下らないことは事実なのだから。下らない世界を生きるのである。