まどどブログ

普通の男子大学生が、有名作家になるか、破滅するか。そんな人生ドキドキギャンブルの行く末を提供しています。

2022.01.20(残71日) コンフエシオン

2022.01.20

あと71日

 

 コンフエシオンである。死への恐れ。

 私はこのまま死んでいくのであろうか。それが何よりも恐ろしい。

 何が恐ろしいか。労働でも無い。人間でも無い。まして孤独でもない。死である。何を遺すこともなく、何者になることもなく、空気のように死んでいく。生まれた意味、この苦悩の意味すらも嘲笑うかのように、ただ死んでいく。夢も希望も愛も憎悪も怨嗟も悲愴も霧散する。私が私であったことなど誰も知らない。それが死。それが何よりも怖い。

 死が怖いから、消える前に爪痕を遺さなければならないから、私は表現に手を出す。しかし、それは本来、私の欲求とは程遠い。私はただ、寝ていたい。それが私の、たった一つの幸福なのだ。それ以外の活動など、本質的に無価値である。

 死にたくない。不老不死になりたい。最後の審判など気にすることもなく、ただ惰眠の中ですべてを過ごしたい。そして、すべての終焉と誕生をこの目で見届けたい。特別な欲求だとは思っていない。人間として生まれたならば、自然な発想である。

 ああ、誰か私を不老不死にしてくれないか。何を食わずとも良い。傷は速やかに治る。胴体と首とが引き離れようとも、ほんの僅かな時間で再生する。変化を拒み、若さを保ち、永久に生き続ける。そうして、親しき友の終焉も、太陽の終焉も、銀河の終焉も、果てにはこの宇宙の静寂も、夢うつつ、追い続ける。そういう者に、私はなりたい。

 死さえ無ければ。ああ、ほんとうに思う。死さえ、私の身体から去ってくれれば。死さえ、一切の跡も残さず、食い散らかして仕舞ったならば。私はいつまでも、幸せで在り続けるのに。