まどどブログ

普通の男子大学生が、有名作家になるか、破滅するか。そんな人生ドキドキギャンブルの行く末を提供しています。

2022.01.22(残69日) 02

 どうせ忘れてしまうのだから、醒めぬうちに遺しておきたい。

 私を動かしているものは何か。それは快楽でもない。言うまでもなく、信頼でもない。まして友情でも愛情でもない。孤独でもないし、苦悩でもないし、悲嘆でもない。憎悪でも、厳密には無い。

 一つは恐怖。それは正しい。死への恐怖。私が私でなくなってしまうのは恐ろしい。しかし、それは本質でもない。ただ怯えて動かなければ良い。

 私を動かしているもの。漫画を読んでいて天啓があった。嫉妬である。私はすべてに嫉妬する。

 若くして才覚に恵まれた者。絵の優れている者。優れた文章を書く者。私よりも物事を知っている者。懸想人が愛する者。漫画の登場人物。資産家。親族。友人。映画監督。政治家。すべて。私にない者を持っている者。そのすべてに私は嫉妬している。特に同年代の者には激しく嫉妬する。単純な話だ。同じ年数だけ生きてきて、即ち人間として同程度の修行を重ねていて、彼に出来て、私に出来ないことがあろうか?

 そしてその嫉妬が私を駆り立てる。その差を埋めようと、私に無いものを手に入れようと、その者たちに優位に立とうと、私を燃やす。「俺にだってそのくらい出来ら」なんて途方も無い夢想に末端まで支配される。その末端が表現を生むのだ、始末に負えない。それを今日やっと認識したのだ。

 その嫉妬を忘れない限り、私は嫉妬に動かされる。そういうふうに出来ているらしい。女々しさだろうか。否。すべてを欲するというのは、なんと男らしいではないか。