2022.01.31
あと60日
おお、一月が終わってしまう……。信じがたい。
- 日記
今日も特に書きたいことがない。いま頭の中にあるのは昼食のことばかりである。
昼食は豪勢なのが良い。そもそも人間は早寝早起きしてなんぼなのだ。特に私のような人間にとっては、恐らく。そもそも私の体調は、午前一時を越す前に床に戻るか否か、によってある程度決定する。少なくとも、午前一時を過ぎてなお覚醒している場合、翌日の体調というものは確実に悪い。頭がぼんやりとしていて瞼も重い。霧のかかったように思考は遅々として進まないし、何より日光が刺さる。眩しくて目が痛む。いや、夜更かしによって吸血鬼にでもなってしまったかのように、陽光が疎ましくなる。まるで全裸の身に削りたての毛皮をまとっているかのようだ。光が一筋一筋、肌に僅かながら干渉してむず痒い。
どの話をしていたか。そう。私はつまり、睡魔に見初められた白雪姫なのだ。美容大国の白雪姫が「お肌に悪いから」と言って帰ってしまうのと同じように、私は体調という人質を救いに、午前一時に背を向けて布団に入り込む。いや、これだとマリオか?
早寝には早起きがつきものである。厳密に言えば、午後十時に寝て翌日の午後一時に起きることもあるので、必ずしもそのように決定されているとは言えないものの、傾向としては観測されている。で、早起きすると、朝食の時間も早くなるし、日中の活動時間が長引く分、夜はまたもや睡魔が「こんにちは」してくる。つまり、活動の重点は、早寝早起きの場合、当然ながら太陽の支配する世界に置くべきなのだ。そして、それを支える大黒柱は昼食である。昼食を豪勢に、栄養価に溢れていて活力が分け与えられる、そのようなものにするのが良い。それによって、太陽との親和性は高まり、その活動はより煌々と光るものとなろう。
なぜこのようなことを言うか。それは私が月の民であったから。いままでの私は紛れもなく月の民である。中高の頃は日中帯などずっと寝ていた。ないし、睡魔に苛まれて苦しんでいた。不登校ではない。学校は欠かさず行っていた。単に怠惰なだけだ。そして授業中にたっぷりと睡眠を蓄えたのち、日も落ちにけるかな、などと瞼を擦りつつ、元気に動き回っていたのである。故に月の民。しかし、私は本来、太陽の民であるように思える。植物でもあったのだ。故に、私は植物として生きる術を身につけようと考えている。そういうわけだ。色々と言っているが、要は「生活リズムを直そう」ということになる。
そういえば小説というものに手を出さないようにして既に一ヶ月経過してしまった。いけない。絵についても特段真摯に取り組んでいるわけでもないし、正確に言えば対峙を始めたのはつい三日前であるし、何をしていたのであろうか。さっぱり覚えていない。何も。ひたすら音楽を聴いていたような気もする。まあそれでも良いか。が、そろそろ小説を再開させたいと思う。アイディアはある。才能と実力と根性が足らない。どうしたものか。どうしたもこうしたもない。とかく書かねばならない。と言って書くようであれば苦労はしていない。怠惰というよりも臆病なのではないか。
まあ、気が向いたら。もはや本能に忠実である。痛めつけようとも私はただ幼子のようにイヤイヤ言うだけだ。私は苦しいことなど出来ない。少なくともしない。
テーマも何も無しに、即興で書けばこのようになる。できの悪い随筆、と言ったところであろうか。なんとも。