まどどブログ

普通の男子大学生が、有名作家になるか、破滅するか。そんな人生ドキドキギャンブルの行く末を提供しています。

2022.02.08(残52日) 登別温泉について

2022.02.08

あと52日

 

 温泉——というか大浴場——に行きたい。大浴場は格別に大きいのが良い。開放感による解放が肝要なのだ。

 脱衣場とて同様。脱衣とは裸になること、即ち束縛からの解放であり、脱衣場とはその祭壇である。ここが狭く、湿っていて、温い。そんなものであったならば、一体誰が「解放」を成就できようか。

 脱衣場の狭い浴場など、もはや「大浴場」と名乗る資格すら無い。「小浴場」と速やかに改名すべきである。それほど、脱衣場への不敬は罪である。

 

 この意味で考えれば、登別温泉はまさしく解放の具現化であった。北海道のものは何もかも広大になりがちであるが、登別温泉もそれにしっかり沿っている。

 まず街全体が硫黄臭い。街中が恐ろしいほどに臭い。中心部には何やら物騒な煙まで立っているではないか。それが良い。温泉が湧いて出ているというよりも、温泉そのものの上で辛うじて人間が活動を許可されている、そんな力強さを感じられる。まさしく「解放」。ベトナム戦争のようである。権力者気取り人間が、本来使用者であるはずの温泉に屈している。

 次いで、大浴場は本土のそれらが恥じて「米粒浴場」と自ら進んで名乗り出てしまいそうなほどに広い。無論ホテルにも寄ろうが、そこそこの規模を誇っていれば大浴場も問答無用で広い。素晴らしい。大浴場とはかくあるべき。それを日本、いや世界に知らしめている。当然、その規模を収容すべき脱衣場も広く爽やかである。

 ああ、もうどれほど登別を訪ねていないであろうか。登別温泉に行きたい。金がない。誰か助けてくれ。

 

 調べてみたら狂ったように安いではないか!!!!!

 なぜ登別温泉に行かなかったんだろう。卒業を前にして、数多く残るであろう悔いがまた一つ増えてしまった。