まどどブログ

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2022.03.01(残31日) ウクライナ情勢⑧ / ロシアの国益に思うこと

2022.03.01

あと31日

 

 中国が不憫でならない。覇権の確立を最優先に据えるべきこの重要な時期に、表面上の友好国が一帯一路という勢力下で勝手に火遊びして勝手に世界から厳しく批判されている。本来であれば世界から敵意を受けないよう振る舞うべきだが、この状況で反米の同志を見捨てるわけにもいかない。そして、世論としてもロシアを擁護する声が聞こえてくる。一方でウクライナも友好国である。さて、どうすべきか。その苦悩が声明からは滲み出ている。

 ああ、可哀想に。これを期にヨーロッパ・アフリカ政策へと注力してくれないものか。もうこちら側を見ないで欲しい。日本は残念ながら貴殿の冊封から数百年前に離れている。台湾ももう諦めて、ニュー・フロンティアで遊んでいてほしいものだ。

 

  • 雑記

 ところで隣の野蛮国家は戦略核を臨戦態勢へと移行したらしい。一般的な価値観考えれば欧米諸国に対する脅しに過ぎないだろうが、今のロシアはもはや何を考えているのか判断しかねる。

 そもそもこの動乱の目的は何か。国益に見合うものが国家の行動として現れるという前提から考えれば、安全保障の確立、経済力の強化、国際社会におけるプレゼンスの向上、が考えられる。しかしそれらはすべて否定される。

 第一に、安全保障の確立については、ウクライナを占領したことによって僅かに勢力圏が拡大されるというメリットは考えられる。一方、もはやフィンランドNATO入りは避けられないし、欧米諸国が軍拡に走るのは自明なので、大勢で考えれば安全保障における脅威は増すことは容易に予想される。故に安全保障の確立という国益は与えられない。

 第二に、経済力の強化については、もはや検討の必要すら無い。厳しい経済制裁は事前に予告されており、それによって破滅的な結果が生じることが予測される。また、ウクライナが農業国である以上、属国化による恩恵は考えにくいし、そもそも戦後の維持に膨大なコストを要する。故に経済力の強化は期待できない。

 第三に、国際社会におけるプレゼンスの向上については、信用の崩壊という効果が目に見えている時点で考えにくい。もはや殆どがロシアと真っ当な外交交渉の成立するとは考えていない。少なくとも、旧ソ連時代の小国はロシアから離れていくだろう。故に、一般的な観点、つまり国際社会における主導権の確保という意味でのプレゼンス向上は想定しにくい。北朝鮮型の示威を志向している可能性も在るが、やたら「主導権」を重視する国にそれは受け入れられるのか、甚だ疑問である。

 以上より、今回の侵攻が国益に何か明確なメリットをもたらすものであるとは、少なくとも素人目線では思えない。恐らくクレムリンだけが知っている、何かプランが在るのだろう。いや、そもそもクレムリンは合理的な視点をまだ持っているのだろうか。先日のショイグとゲラシモフの顔を見ていると、どうにもクレムリンプーチンとその取り巻きをコントロール出来ていない、正確に言えば、プーチンらの意向があらゆる判断に超越している可能性すら考えられる。この場合、プーチンらの所存がすべてを決定するので、個人の強い意志の反映される恐れがある。そしてそれは恐らく、かの論文に記されたものであろう。このことを踏まえれば、流石に戦略核を遠く海中に飛ばす、ということは考えられないものの、核に関して何か、恐ろしい結末を見据えているような気さえする。キエフへの投下とか。

 現状ウクライナに核を投下したところで、報復の恐れを考えれば欧米諸国は手出しできない。世界中から非難轟々であろうが、もはやこれ以上落ちるものもない。デモンストレーションと実験にはちょうど良いし、降伏も格段に早まるであろう。偽の民族主義に侵されたウクライナ人の救済としては最も手っ取り早いし、西側の介入に対する防波堤としては有効である。故に、キエフへの投下というのも、選択肢として完全に排除されない、と私は考える。

 まあ、流石に無いだろうけど。ロシア軍が南下しているようだから。流石にプーチンとて、無為に同志を核に焼くことは無いだろう。

 そんなことを考えて一日を終えていたのだった。