2022.03.21
あと11日
鬱々とした日々である。何が労働か。世が労働を許そうとも、私は労働を赦さない。苦しみの果てに往ね。
- 労働と地獄
ところで「地獄へようこそ」と私を慰めた者が居る。興味深い言葉だ。確かに自身を疎外して漠然とした作業に群がる様は、地獄にて責め苦に喘ぐ罪人の嘆きそのものではないか。なんと諧謔に富んだ息か。矢張り親族とは似るものであった。
ところで、今昔集にも「賀茂の盛孝」という地獄から救い出された者が居た。今調べた。その者は小僧に救われたようである。その者はそして、生を取り戻した後は三宝に帰依して仏の道に生きたようである。
さて、私は誰かに救われるか。いや、誰に救いを求めるか。救いをどのように求めるか。どのようにして、救われるか。その答えはもはや明確であろう。
どうせ灼熱の業務に焼かれるのであるから、折角ならば、威勢よく吐血してしまおう。生は十日も無く終わる。もはや気兼ねすることも、惜しまれるものも何もない。
終わりだ。