2022.04.12
白状しよう。私は四月十二日、つまり先日、このブログをすっぽかした。恥ずかしいことだ。折角百と六十余日も続けてきたというのに。
テーマは思いついていたのに、心身ともに憔悴しきっていたのだ。ああ、なんということか。家庭の問題すら、私に歯向かうというらしい。受けて立とう。私は負けない。
その戒めも込めて、テーマについて述べておこう。
- 表現の上物
私の悪い癖とは何か。私の悪い癖は、何かを書き始めるとき、何も考えずとりあえず取り掛かることである。何の構想を練ることもなく、とにかく思いついたものを思いついたまま記してしまうので、後々見返せば支離滅裂なものが誕生する。これが私の悪い癖だ。
これを矯正するにはどのようにすればよいか。単純なことだったのだ。書き出す前に構図を作成すれば良い。脳内で設計図を組み立ててから書き始めればよかったのだ。
この文章ではどのような書き方が求められているのか。何がテーマか。何を視点として置くか。そういうことを、一旦何も書かず、一日か二日、ただ考える。この冷却期間。この冷却期間こそ、私の優れた表現を外に出す上で欠かせないもの。こんな簡単なことに、私は気づいていなかった。
とにかく書き始めてしまうのは、その実、良いことである。衝動を抑えられていないのだ。つまり、執筆に対するとめどない衝動は常に流れている。これは好ましい。表現者としての基礎を持っているようなものだ。
では上物を造成しようではないか。そのためにも、まず設計図は欠かせないのだ。