2022.06.01
完全に生活リズムが壊れた。
無理もない。労働によって発現する狂気。それを和らげるのは、憩いの時に他ならない。動物の動画を、文字通り狂ったように一時間も見つめ続ける。こうして、バランスを取っているのだ。黄泉に近づきかけた魂を、現世へと、そして私の体内へと収め直す。これをしなければ、間違いなく数日で狂ってしまうだろう。そして、これによって私の睡眠時間は削れに削れる。
限界だ。もっと寝ていなければならないのに。
もう一日が経ったというのに、未だ絶望から抜け出せない。
少しは光明も見えた。私はその実、人間を愛している。愛しているからこそ、理想にほど遠い彼らに途方も無く憎悪を抱く。高みに到るべき人間の怠惰を、私は叱責する。
それだのに、どうしてだろう。もう誰とも、少なくとも明確な目的なしに誰かを話そうなどとは、思えなくなってしまった。
睡魔の力が最大化すると、なんとキーボードの反発でさえ重いものに感じられるらしい。新鮮な発見である。
もうねたい。寝る前に、一言だけ。
条理に生きよ。