まどどブログ

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2022.08.17 恋愛の取捨について

2022.08.17

 

  • 恋人のメリット

 恋愛上でのパートナー——即ち恋人——は、いったいどのような場面において必要とされるか。恋人の登場が自己にもたらすメリットは何か。私は二つ考える。

 第一に、繁殖の相手を確保できる。要は「番」である。動物において広く見られる関係性であり、また我々も同様に動物なので、「番」を必要とする。その際、恋人はその「番」として、繁殖の場面で大いに役立つ。

 第二に、精神的支柱を得られる。自身の中での精神的な安定が揺らいでしまったとき、恋人の存在によって、再び安定を取り戻すことが出来る。例えば、何か深刻に落ち込んでしまって、立ち直ることが困難になってしまった場合。恋人が居なければ、その問題に真摯に向き合ってくれるような人間は存在しないので、自身の中で解決を試みなければならない。しかし精神的に深く傷を負った者が、それを安々とやりおおせるとは思えない。このようなとき、恋人が居れば、恋人に自身の苦痛を曝け出し、寄り添ってもらうことによって、精神的な回復を前進させやすくなる可能性がある。

 あるいは、恋人の存在そのものが精神的支柱と捉えることも出来る。彼が笑うのが見たい。彼と話しているだけで、何もかも忘れてしまうほどに楽しい。こういうとき、恋人の存在そのものが、自身の中で欠かせないものとなっている。

 無論、このようなポジティヴな関係性だけではなくて、共依存服従など、恋人との関わり方というのは様々ある。が、良くも悪くも精神的支柱という意味では、共通しているように思われる。

 

  • 恋人のデメリット

 浮世のものは残酷で、メリットがあるならデメリットもある。では、恋人のデメリットとは何か。たった一つだけ考えつく。

 コストである。恋人という他者を保全するには、それはもう、相当のコストを要する。極度に機嫌を損ねぬよう、また相手の喜びを増幅させようと気配りを払う、心理的コスト。一定以上、相手の望むことを叶えようとするという金銭的コスト。時間的コスト。などなど。コストを考えれば果てしない。恋人という関係を持つために、自身に属する何かを切り取っていく。それが恋人の、恐らく唯一にして強大なるデメリットである。

 

  • 恋愛の取捨

 そして人間は、メリットがデメリットを上回ったとき、何かを採択する。故に恋人も、このように考えられなければならない。

 自身の多くを投げ売ってでも保全するほどの価値が、その人に有るか無いか。有るのであれば積極的に愛するべきであるし、無いのであれば速やかに切り捨てたほうが良い。

 命短し、戀せよ乙女。効率的に。

 

 余談である。

 このように考えているからか、八年来、ずっと同じ人を愛している。片思いだけど。何も異様に拘っているのではなく、単にその一名を除き、コストを上回るベネフィットが何ら感じられないのだ。オオカミのほうが余程パートナーとして魅力的に感じられる。人間はもっと努力してほしい。