まどどブログ

普通の男子大学生が、有名作家になるか、破滅するか。そんな人生ドキドキギャンブルの行く末を提供しています。

2022.09.16 事象の過不足と労働について

2022.09.16

 

  • 過ぎたるもの、足らざるもの、適当なもの

 人間は飢えたり、粗末な食生活を送っていたりすると、どのようになるか。無論、食を求める。自身の満足する食を。

 では、その美食を極めた場合はどうか。旅先でも構わないし、あるいは親族の集いでも構わない。そのような場面において、極めて美味たるものだけを集め、好んで食べ続ける。費用を惜しむことなく、湯水のように使って美味を集める。そのとき、人間はどうなるか。

 恐らく、飽きる。同じものばかり集めていたならば言うまでもないが、そうでなくて、異なった美味を収集したところで同様に、飽きる。「美味」であるということ、「美味しい」という感覚そのものに飽きる。そして人間は美味を見放し、元の鞘に収まることを望む。誰もが羨み、本人もまた同様に憧れの的であった美食を、自ら捨てる。

 このように、人間は過ぎたるものも足らざるものも好まない。要はバランスが重要なのだ。何を味わうにも、何を楽しむにも、その快楽ばかり追求してはならない。例え旅先であろうとも、それが長期に渡るものであれば、美味しいものばかり食べてはならない。美味そのものに飽きてしまうから。あるいは、例え眠りを好んでいようとも、眠り続けてはならない。睡眠そのものに飽きてしまうから。

 

 では、余暇はどうか? 労働を拒絶して得る余暇の幸福は、とこしえに続くものなのであろうか?

 いや、違う。と、思わなければ生きていけない。それが人生、生き地獄そのものである。