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2022.09.19 睡眠という正義について

2022.09.19

 

  • 睡眠という正義

 睡眠こそこの世にたった一つ定められた正義であるということは周知の事実であり、睡眠を妨げる人物、社会構造など諸要素はすべて破壊されなければならないこともまたご承知おきの通りかと思う。

 しかし現実に、睡眠を妨げる要因を破壊することは罪とされている。例えば我々は睡眠を妨げる上司を破壊すると殺人罪に問われる。これは異様なことのように思う。我々は睡眠という正義を果たさなければならないというのに、その正義の遂行を成せば罪人として自由を剥奪される。

 これではいけない。我々はいつまでも眠り続けなければならない。己の求める段階において、己の求める空間を占めて、己の求める時間を堪能しなければならない。これが我々人類に与えられた正義である。正義は為されなければならない。とりわけ私のように、眠ることの他に娯楽の乏しい人間であれば、正義の重みはもはや人生そのものの重みと等しくなる。それを妨げるものは決して永らえてはならない。滅びなければならない。

 ただし、現に滅びなければならない対象は自らの使命を、即ち滅びなければならないという使命を自覚していない。では、どのようにすれば己の使命を理解し、その崇高さに涙することが出来るであろうか。悩ましい限りである。子守は親の支配下にあるべきものであり、私の手に負えるものではない。