まどどブログ

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2022.10.05 人を殺すべきではない理由について

2022.10.05

 

  • 殺人は社会に対する叛逆

 人間は人を殺すべきではない、とされている。少なくとも、殺人に手を染めたものは法的に極めて重い処分を下され、社会的地位を失うように設定されている。では、何故か?

 恐らく、社会機構を正常に保つためであると考えられる。社会とは人間の集合体である。多くの人間は取るに足らない存在であり、その存在が消失したところで社会に大きな損害を与えないが、その個体数の減少は社会の安定を大いに損なう。それは、社会が個体それぞれに役割を付与しているので、ある個体の消失はその役割の消失をも意味するためである。無論、一般にはその役割が他の者に引き継がれるよう調整されるが、あまりに個体数が安定せず、頻繁に消失することになれば、その調整力は速やかに失われる。ここで殺人が蔓延した場合、どのようになるか。およそ個体数は安定から離れた様態を見せる。個体数の不安定化は、速やかに社会の不安定化を導く。やがて、社会は音を立てて崩壊することであろう。

 故に人間は人を殺すべきではない、とされているのである。可哀想であるとか、殺人は自ら殺されることへの肯定であるとか、そのようなことを考えるより、社会の要請であると考えるほうがよほど合理的であるように私には思われる。

 

 もちろん、恐らくこの問題は先人が既に議論していることだろう。しかし私はそれをまだ知らない。