まどどブログ

普通の二十代前半男性が、夢を見るか、破滅するか。そんな人生ドキドキギャンブルの行く末を提供しています。

2022.12.21 『ラーゲリより愛を込めて』の感想②

2022.12.21

 

  • 泣いていいのは三歳まで!

 『ラーゲリより愛を込めて』への怒りが再び私の中で沸き上がりつつある。あのような駄作に触れるからこそ良作はより輝きを増すというものだが、それにしても酷い出来であった。私の貴重な二時間は明らかに屠殺場送りだ。どうしてくれよう。これもまた映画鑑賞だ。仕方ない。

 ところで、あの作品をどうして私が嫌悪しているのか、それを端的に示す表現が本日、俄に脳の表層へと浮かび上がってきた。簡単なことだ。あの作品は単に泣き喚いているに過ぎない。登場人物の誰もが感情をコントロール出来ていない。気に入らないことに泣き喚いて良いのは三歳までだと習わなかったのか。少なくとも私の知る限りの成人は、感情を一定程度コントロールしている。この決定的な現実との乖離が、駄作としての影をより濃くしている。

 

  • 邦画に対する偏見

 思うに、最近の邦画というのは幼稚なものが多いように感じる。邦画に登場する人物の多くは、現実の成人が明らかにしないような言動を見せる。特に泣くことに関しては、それはもう、赤ん坊の域に達している。赤ん坊が俳優の皮を被って演技しているようだ。俳優さんたちの演技力は幼児退行のみに注がれている。みな高い演技力を持っているというのに。勿体ない。

 それとも私があまりに不幸で、そういう幼児退行をテーマとした邦画にばかり当たってしまうのだろうか。それを願うばかりであるが。最近の邦画を観ていて「素晴らしい作品だった」と思うことは殆どない。予算の問題とは違った何かが潜んでいる気はしている。