まどどブログ

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2023.01.03 動物における人間優越論について

2023.01.03(残362日)

 

 

  • 人間の特徴とは何か?

 現状、我々と動物を分かつものは何であろうか。

 決定的なものとしては、矢張り高度で複雑な文明を形成したか否か、であろう。我々は幸いなるかな、あるいは幸いならざるかな、異様に肥大化した脳によって、複雑な思考を可能としている。それを我々は社会形成に活用した。その結果として、我々は高度に発展した社会と文明とを持った。我々の種を——あくまでも肉体的な局面で——脅かす生物は居らず、むしろ多くの生物の肉体的存続を崩してしまうほどに。一方、他の生物にそのような文明は見られない。少なくとも、我々の目によっては観測されていない。

 これこそ、我々と他種とを判別する上で、最も大きな差異であろう。文明を持つか否か。

 

  • 人間は他の生物よりも優れているか?

 このことによって、人間を優位であると見る者が在る。我々は理性を持った。言語を持った。文明を持った。故に我々は彼らよりも優れた種である。遠く昔、それこそ旧約聖書の成立から今に至るまで、こういった価値観は蔓延している。

 だがその実、文明を持っていることは単に我々が人間であることを示しているに過ぎない。理性や言語や文明を持つというのは、人間という種の定義である。

 我々はそもそも、複雑な思考を約束されている種である。むしろ、それは数ある生物の肉体的特徴のうち、我々に配分された肉体的特徴であると考えるべきであろう。その肉体的特徴によって、物質的側面において高度に発達することはもはや自明のことである。我々は理性、言語、文明を発明したのではない。予め持っているのである。

 このことを考えれば、我々だけが文明を持つことは、何か種の優越を決定する判断材料に成り得ない。それは我々の定義である。ミツバチが高度な群れを形成することと変わりはない。ミツバチは高度な群れを形成するので、人間に飼われることによってのみ生存するカイコガよりも優れている。そんな議論は終ぞ聞いたことがない。我々が優れているとするのも、その虫類優劣論と等しく滑稽である。

 

  • 生物は長所と短所を併せ持つ——人間も同様に

 人間は動物よりも優れている。どうだろうか。人間は天変地異を察知できずに野垂れ死ぬ。人間は大規模な同士討ちを定期的に行う。それによって数万、数千万の個体が定期的に死ぬ。あるいは、現状そのもの。人間は自らの種を滅ぼす手段を、自らの手によって開発し、量産した——原子力爆弾を。それこそ、カラスから見たら愚かしいのではないか?

 動物にはそれぞれ長所短所があり、我々の長所がたまたま複雑な思考であったに過ぎない。何も我々が優れているのではない。それぞれがそれぞれの生存戦略で生きている。その他には優劣も巧拙も、何も無い。私はそう信じている。

 

 それすら理解できない者は、一回自動車に轢かれてみると良い。我々の肉が如何に脆いか実感することであろう。