2023.01.20(残345日)
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悲嘆:人生の無駄
人間というのは動物であるようで、特に理由なく不機嫌になったり、調子が狂ったり、果てには何の契機もなく嘆き悲しむときもある。今日の私もそうであった。悲嘆というのは何も人間が引き寄せるのはなく、勝手に我々を支配しているのである。それも死別であるとか失恋であるとか構わず、朝起きた、お昼ごはんを食べた、そういうときに突如として。信じ難いことであるが、これも現実。人間の精神というのも、結局は脳という肉体の一現象でしかないのであろう。
そして悲嘆というのは明らかに人生の無駄である。人間の作業効率を大幅に低下させる。悲嘆せず動き続けられるのであれば、それより望ましいことはない。
なんと私は今日、そんな不可解で無駄な悲嘆なるものを追い払う、画期的おまじないを発見した。今日はそれをここに記したい。
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おまじない紹介
まず、周囲に誰も居ないことを確認する。このおまじないは聞いたものを不幸にしてしまう、という副作用を持っている。誰も居ないところ、誰も見ていないところで唱えなければならない。
次に、中指と親指を残して、他の指をすべて掌側に畳む。両手とも。
そして、掌側を身体側に向け、両手を自らの口ほどの高さまで上げる。口元に密着させるのではなく、自然な形で少し話しておくと良い。
これで最後に、こう唱えるのだ。
‘FUCK YOU’
なぜだろうか、このおまじないは人をたちまち元気にさせる。我々の精神は肉体であるためか、案外同じ肉体の行動で簡単に状況を改善できたりもするのだ。