2023.02.05(残329日)
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昨日のおさらい
昨日はこのように述べた。
国家とは群れである。
国家という群れを導く者とは権力者である。
権力者とは残虐である。
故に国家という群れには、多少なりとも残虐という性質が付与される。
このことを考えれば、平和が維持されているのは何も人類普遍の価値観によるものではなく、ただ国家の妥協の産物であると判断すべきである。群れの利益となれば、群れのリーダーは速やかに戦争を求めるであろう。
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平和を維持する方策
しかし我々は平和を維持しなければならない。残虐そのものである国家を前にしてもなお、我々は平和のままで生を終えなければならない。平和の他に尊いものなど何もない。では、どうすれば?
国家とは残虐である。残虐なものに善性を求めるのはトマトに牛肉を見出すのと同じように愚かしい。むしろ、残虐な相手には残虐な手段を以て対抗しなければならない。その残虐性が発揮されないようにしなければならない。例えば外交圧力。例えば軍事力。そのようにして、戦争を引き起こすことが相手にとって多大なるデメリットとなるようにしなければならない。
繰り返すが、国家とは権力者という残虐によって指導される群れである。そのような群れに善性は無い。残虐なものに善性や理念を求めてはならない。残虐なものに相対するのは力のみ。