2023.02.06(残328日)
- Twitterの現状:正しい利潤追求
Twitterがいま、大変な騒ぎとなっている。API有料化、大量凍結騒ぎ、などなど、既存のTwitterという機構は徐々に崩壊し、新しい機構へと移行している。あるいは、Twitterそのものの終焉が近づいているのかも。
が、実際のところ、これは驚くべきことでも何でも無い。むしろ営利企業としては正しい行動であるとも言える。Twitterは基本的に赤字である。そもそもビジネスとして不健全であるのを、イーロン・マスクが何とかビジネスとして成立させようとしているに他ならない。利潤追求の形としてはむしろ典型的なものである。
- Twitterは保たれるか?
ただ、あくまで一ユーザーとしては、これも成功するか否か、疑わしく思えてくる。
Twitterとは思うに、インターネット上落書である。皆が皆、好き勝手に呟くからこそ、Twitterというのはこれほどまでに巨大プラットフォームとして成立を見たのである。ここであらゆるものが有料化され、かつ凍結されてしまったら、一体どうなるだろうか。落書でしかないTwitterに付加価値を見出す層が一体どれほど居るのだろうか。私には想像できない。
他の代替プラットフォームを駆逐したので保たれる、とイーロン・マスクは考えているのかもしれない。確かにその通りで、Twitterユーザー、特に日本人はTwitterの他に広範な情報発信ツールを持っていない。なので逃げ場がない。流れとして、このままTwitterを用い続けるのかもしれない。
が、どうだろうか。もし他に優れたツールが開発されたら、Twitterはどうなるのだろう。私には分からない。
- Twitter:寄附金スタイル
このように考えれば、利潤追求の形としてTwitterはあまりに似つかわしくない。
むしろあれほどビジネスとして成立していないのが明らかであったのだから、早々に寄附金スタイルに移行すべきであった。落書プラットフォームでしかないのだから、むしろそれを逆手に取って、利用者と運営者との意識を一体化すべきであった。Wikipediaのように。
今更言っても遅いけど。