2023.04.15(残260日)
- 忙しい現代人へ、朗報!
現代人には時間がない、とよく言われる。確かに。周囲の人間はみな、忙しなく動き回っている。起き、食べ、クソをして、働き、食べ、働き、風呂に入り、クソをして、眠る。基本的にそこにゆとりであるとか、忘我であるとか、果てには休息であるとか、そのような時は見出されない。現代人は忙しい。時間がない。
しかし私は、私だけは心得ている。時間を延長する方法。現代人に時間を与える方法。アインシュタインですら発見することの出来なかった、我々が時間を意図的に膨張させる方法。
今日はその道を、皆様にお示ししたい。
目の前の板を放り出せ。
デジタル機器を見ているから時間がないと感じる。デジタル機器を見るな。そうすれば時間は増える。
- デジタル機器は時間を短縮する
何も精神論として、あるいは古い価値観に基づいて、ではない。実際、デジタル機器を使用しているとき、我々は時間を失っている。少なくとも、デジタル機器を用いているときは、そうでないときと比べて時間を短く感じている。そして時間とは主観的なものである。故に、時間を増やしたいのであれば、デジタル機器を放り出すのが手っ取り早い。
- デジタル機器は肉体を働かせる、そして労働は時間を短縮する
では何故、我々はデジタル機器を用いているとき、その時間の流れを早く感じてしまうのであるか?
一般的には、微弱な快楽が脳を支配しているため、であるとされている。確かに。
これに加えて、私はこうも考えている。デジタル機器は我々の肉体に活動を強いているからではないか、と。
デジタル機器は肉体を休ませない。デジタル機器を見つめているとき、我々は一見休んでいるように見えても、決して休んでいない。脳や目、あるいは顔の筋肉に負荷を与え続けている。あくまでデジタル機器は肉体を酷使する。つまり、デジタル機器は我々の肉体に活動を強いているのである。これは労働と同じだ。働いているとき、人間は時間を極めて短いものとして認識する。デジタル機器の操作時にも同様の現象が起こっているのではないだろうか。
- スマホを捨てよ
とにかく、デジタル機器を遠ざければ良い。
特にスマートフォンは放り出せ。あれは危険なまでに手軽である。手軽であるほど、肉体は簡単に酷使される。肉体が酷使されればされるほど、時間は短くなっていく。
率直に言えば、現代人の忙しさの殆どはこれによって解決するのではないか、と思っている。具体的には、82%ほど。残りの18%も、労働を無くせば速やかに解決する。スマホと労働から解放されれば、現代人の忙しいという涙は見られなくなっていくことだろう。