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2023.05.03(残242日) 怒りについて

2023.05.03(残242日)

 

  • 怒りとは無価値である

 怒りとは何か。

 怒りとは自己防衛の一つである。自身に対する攻撃——優位への攻撃、自尊心への攻撃、あるいは固定観念への攻撃——これらに対する防衛機制として、怒りは発動される。

 そして自己防衛とは基本的に無意味である。少なくとも無価値である。防衛とはコストセンターであって、決して利益を生まない。無論、防衛も利益主体の保全という点では重視されるべきであるが、防衛に徹していては基本的に価値など生じ得ない。故に怒りもまた、無価値である。

 しかし。怒りは人を突き動かす。原動力、即ちエンジンとは成り得るのではないか? 笑止! 防衛手段がエンジンとなるはずもない。ガソリンにすら成り得ない。良いところ、自動車における一人の人間である。ガソリンが切れて鉄屑と化した自動車をどっこいしょと後ろから押し続ける、いたいけな一個体。

 

  • 怒りを忘れよ

 故に怒りなど放棄せよ。仮に怒りを感じているのであれば、分析を試みよ。私は何故怒りを覚えているのであるか。あるいは、何を恐れて怒りに転化しているのであるか。あるいは生理的要因——例えば睡眠不足や心身の不調、はたまた今朝含んだコーヒーの不出来さ——から来ているものであるか。それを見て、書き、対処法を検討し、そして忘れよ。怒りは無価値であり、価値を見出すとしても、せいぜいその程度である。