2023.05.08(残237日)
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モチベーションを維持するには?
私として、モチベーションの維持については大きく分けて二つのものがあると考える。つまり、以下の二つにおいて、それぞれモチベーションというものの維持の方策は異なってくる。今日はそれについて述べたい。
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モチベーション維持の鉄則:
前提として、モチベーションを維持するために、人間はその対象に対して能動的でなければならない。人間は強制されて活動する動物ではない。いや、そもそも動物は強制を好まないであろう。動物は自ら望んで行動するからこそその行為に価値を見出すのであって、そうでなければ行為そのものに対してひどく緩慢な状態へと移行することであろう。
つまり、どんな形であれ、能動的でなければならないのである。アウレリウス・アントニヌスが著書『自省録』において語っていたことは、二千年を経てもなお正しい。
さて、それを踏まえ、以下に議論を進めたい。
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やりたいこと:快楽を抱きなさい
モチベーションの維持に関しては、その対象から二つに分けられる。
一方は、自身の求めること。あるいは自身の望むこと。やりたいこと。これのモチベーションを維持するには、快楽が最も望ましい。楽しいからやる。寝食を忘れるほどに好ましい。自身が望んでいるのであるから、それへと駆り立てるものは決して受動的なものであってはならず、能動的でなければならない。そして人間という動物において積極性を持つ衝動というのは、ひとえに、快楽である。
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やりたくないこと:他者を刺しなさい
もう一方は、強いられたこと。望まれないこと。やりたくないこと。これのモチベーションには、明らかに攻撃的感情が効果的である。つまり、自身の強いられている状態を屈辱や不愉快といった感情へと転化し、他者に対する憤懣や憎悪、ないし殺意へと昇華させる。これによって、強いられた、あくまで受動的に与えられた対象は、他者への攻撃という積極的動機を手に入れる。そして積極性はいつしか受動的側面を犯し、支配し、消し去ってしまう。こうして、やりたくないことについても、他者への殺意によって我々は積極的に取り組むことが出来る。
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斯くしてモチベーションは守られた
そして事物は基本的に、やりたいことか、やりたくないこと、この二つに総じて分類される。故に、我々はこの心得を持っておくことで、如何なる状況においてもモチベーションを失うこと無く、活動できるというわけだ。私はなんという発明家か!