2023.06.26(残188日)
六月、30日のうち26日の経過。残り4日。13.3%。
一年、365日のうち177日の経過。残り188日。51.51%。
- 曇り空はパンケーキのよう
曇り空というのはパンケーキのようだ。甘ったるくて、気だるくて、出口がない。
冬であれば、それも適することであろう。冬というのはまた、気だるい。生命の活動は多かれ少なかれ制限される。出口のない季節。それに曇り空はとてもよく似合っている。パンケーキに座するバターのよう、あるいはマタ・ハリがまとう真紅のドレスのよう。
そして夏にはそぐわない。冷麺の上に放り込まれた西瓜のように、曇り空は夏に相応しうない。少なくとも、東京の夏において、曇り空は寒々しい。東京の夏は破天荒でなければならない。曇り空ではあまりに眠い。誰もパンケーキを湿気の中で愛さないように。
殺す。