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2023.07.19(残165日) 人間に固有のものについて

2023.07.19(残165日)

 

 七月、31日のうち19日の経過。残り12日。38.7%。

 一年、365日のうち190日の経過。残り165日。45.21%。

 

 

  • 人間固有のものは何か?

 人間固有の価値とは何か。人間において特異なものとは何か。

 高度な思考であるか。では高度とは何か。仲間を気遣うところか。オオカミも気遣うであろう。利他であるか。では「利他」とは何か。仮に「利他」が定義されたとして、それは諸動物の同様の行為と一体どのようにして峻別されようか。

 固有であるからには、固有でなければならない。思考であるとか社会であるとか、概念を用いてはならない。それは差別化を決して説明し得ない、なぜかというに、動物におけるそれを我々は観測できないから。固有であるからには、人間固有であることを観測しかつ検証しうる、物体でなければならない。ではそれは何か?

 芸術である。

 

  • 芸術:視覚的に検証される人間固有性

 少なくとも動物は映画を作らない。少なくとも動物は絵を描かない。少なくとも動物は書物を読まない。少なくとも動物は科学を育まない。少なくとも、明らかな物体として、人間固有であるものとは、芸術である。芸術は明らかに人間と動物とを分かつ。この明らかさは視覚的、また聴覚的な意味において、つまり検証可能性においてである。人間は芸術によって、明らかに諸動物から分離される。

 

  • 動物と人間と豚バラ

 言い換えれば、人間は芸術を持たなければ、諸動物と区別されない。むしろ劣るであろう。人間の肉体は明らかに比して脆弱であるから。この世界には、まず芸術があって、次に諸動物があって、最後に人間そのものがある。

 このようであるから、芸術なき人間には価値がない。少なくとも、人間ではない。人間を人間たらしめるそれを有していないのであるから、人間であるとすることは出来ない。人間でなければ肉である。しかし不幸なことであるが、肉としての人間はスーパーに陳列された肉よりも劣る。なぜなら、不味いから。