2023.09.08(残114日)
九月、30日のうち8日の経過。残り22日。73.3%。
一年、365日のうち251日。残り114日。31.23%。
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メンタル不調の原因は……
前提として、肉体は魂に先行する、と私は考える。魂が無ければ肉体がすべてを決定するし、仮に魂があったとしても、魂は肉体あってこそのものである——少なくとも科学的にはそのように観測されている以上、肉体は魂の上位に立っている。
さて、今回は精神的変調について語ろう。
精神に、変調をきたすことがある。なんだか気分が落ち込む。悪い方向にばかり考えが及ぶ。あるいはひどく他者に攻撃的になる。
ここで精神疾患を疑えば、たぶん、負の連鎖からは抜け出せなくなることと思う。もちろん、病的に落ち込みがみられるのであれば別であるが、自身の精神的不調に根本的問題が潜んでいると一度思ってしまうと、なかなか、人間というものはそれに依存してしまうものだ。自由からの逃走——これは社会心理学の領域に限ったことではなくて、人間の深層心理、潜在的欲求であるように思う。肉体という領域、捉えどころのない自由から、医学という秩序だった不自由に逃れてしまいたいのではないか?
実際のところ、不調の原因は基本的に以下の二点に限られる。これは私に限ったことかもしれないが、わりと、多くの人間はこうなのではないだろうか。
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不調原因①:睡眠
睡眠。たぶん、原因の85%くらいはこれで説明できる。
短時間睡眠が人間のストレス耐久性に悪い影響をもたらすことは、科学的にも立証されている(論拠は省略する、ごめんなさい)。肉体的・精神的変調が睡眠に影響しているのではなくて、睡眠の不足が精神的変調を誘っている、というのが多いのではないだろうか。
少なくとも、私の場合はそうである。睡眠が十時間を切ると、徐々に思考の硬直化がみられる。もちろん、一般的なサラリーマンが人間として生活しようと思えば、平日十時間も寝ることは出来ない。平日のマイナス思考は定められたことなのだ。何か疾患を疑うべきことでもない。労働さえ無くなれば、すべて解決する。
労働は滅されよ。労働こそサタンではないのか?
なお、これには夜更かしも含まれる。午前一時を過ぎて眠れば、何時間と寝ようとも、大抵、精神的不調が現れる。
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不調原因②:肉体の不調
では残りの15%は?
そのうちの14%程度は、肉体の不調によって説明されるであろう。腹が痛い。眼筋が強張っている。膝が痛い。その他もろもろ。肉体が不調であるので、また精神も不調となる。
ここまで来て、残りの1%で、はじめて根幹を考えるべきである。これらを検討せずして医学に頼ってしまっては、いたずらに自我——自我はあるのだろうか?——を歪めることとなろう。
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精神的変調は肉体的変調のしるべ
むしろ私は、マイナス思考をキャッチすることで、肉体の状態改善を図っている。
例えば、自身の境遇に絶望したとき。他者に攻撃的な姿勢を向けたとき。あるいは混乱しているとき。今までの私であればすぐに精神そのものへの追及を実施していたのであるが、いまの私、悟りを得た私は、これによってはじめて、肉体の不調を悟る。
「どうしよう、何を優先させればいいんだろう、もう何もわかんない」と混乱することによって睡眠不足を感じ取り、その日は何もせずさっさと寝る。あるいは「あの野郎、舐め腐りやがって、ぶん殴ってやる」と思ったとき、私は眼筋の凝りに意識が回り、マッサージを予約する。このようにして、私はむしろ、精神的変調によって肉体的変調を観測し、そして、対処する。
そうすれば、たいていマイナス思考は消え去っているのである。
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悟り
これが恐らく、悟りであろう。肉体は魂に先行する。魂の動揺は肉体の動揺に他ならないのである。
ただし、私は医者でないので、正しいことはわからない。科学的正当性が私の主張にあるのかも、もちろん分からない。もしかしたら、これを記している時点で、認知は大きく歪んでいるのかもしれない。あくまで一つの心構え、あるいは宗教じみた信条、として、ここに記す。