2023.09.10(残112日)
九月、30日のうち10日の経過。残り20日。66.7%。
一年、365日のうち253日の経過。残り112日。30.68%。
- 不老不死の嘆き
この世において、永遠を手に入れたものなど無い。私など脆い肉体でしかないし、電柱も人間の手を離れれば二十年かそこらで折れてしまうし、太陽ですら、やがては霧散することとされている。この世で、この宇宙で、我々の生命において、何一つとして、永続するものなど無いのである。
しかし、持続する期間はある程度、決定されている。我々の肉体は三日ほど。電柱は二十年ほど。地球は数億年。太陽は数十億年。このようにして、有限であっても、その長さにはある程度、触れることが出来る。
であれば、一体どうして、我々は我々のことを考えようか。我々の肉は三日で腐る。しかし太陽は?
もちろん、人間が人間のことを考えようとも、それはそれで良いだろう。しかしその観察は三日の観察でしかない。仮に長く、少しでも長く生きていたいのなら、生きていたいと思うのなら、三日の肉体を憎むのであれば——太陽のことを考えるべきである。
ああ、哀れな太陽。私は君のようになりたくはない。不老不死——それだけが私の求めるものである。私は私を愛している。未来永劫、いっしょにいたい。