2023.09.19(残103日)
九月、30日のうち19日の経過。残り11日。36.7%。
一年、365日のうち262日の経過。残り103日。28.22%。
- 幸せな旅路
私はどうやら、さすらっていたいらしい。
愛車とともに日本を回る。世界を回る。ハマーが良い。しかし案外、ジムニーシエラでも楽しいのかもしれない。ともかく、世界を旅するのである。そこらじゅうでクソをして、そこらじゅうで盗賊とかち合って、そこらじゅうで餓えに苛まれる――
それはいやかな。衣食住、これを満たしたまま、さすらっていたい。
- 温泉は魂
人間の最たる娯楽とはなにか。娯楽は数多あれど、人間にとって最も生命的な、なにか本能として幸せを感じられる娯楽とは何であるか?
それは衣食住である。衣、清潔で快適な衣服。食、ほどよく美味であるもの。住、適度な住居。これが満たされるとき、人間は幸せを覚える。むしろ、人間にとっての幸い、娯楽というものを分解したとき、最後に出てくるのはこの三点である。老人はこれに拘るであろう。温泉宿など好例である。衣食住をすべて満たすのが温泉宿であるからこそ、老人は人生の果てに、温泉宿を見出すのである。
私も同様に。ゆるやかな浴衣、のどかな品書き、しずかな宿。幸せとは、温泉宿であった。若くして見出したのだから私は幸いである。