2023.10.07(残85日)
十月、31日のうち7日の経過。残り24日。77.4%。
一年、365日のうち280日の経過。残り85日。23.29%。
信念。呼吸。追究。冲融。前進。直感。パワー。観察。熱情。執念。憤怒。
こんな覚えていられない。私が創作に抱くものは以下の三つのみ。あまりにノウハウ本に毒されていた。
①信念
君は誰かのヒーローであるか。君は誰かの教本であるか。君は誰かの師匠であるか。
ヒーローであるならば恐れるな。教本であるならば迷うな。師匠であるならば怠けるな。
誰かの未来であれ。君はずっとそうやって生きていたはずだ。
②無意識
考えているようでは何も成就しない。熱情、執念、考えないこと、無我の境地、無意識こそ、創作において求められることである。無意識においてのみ、私は創作者たりうるのである。
無意識の前に、呼吸も前進もパワーも直感も熱情も執念も憤怒も無い。無我なのであるから。私は創作において、消えなければならない。完成させようとも憤怒を抱こうとも、無意識の中でされなければならない。
トム・クルーズ扮するマーヴが言い放ったように生きなければならない——
——Don't think. JUST DO.
③風穴
心を開くのである。拒まず焦らず苛立たず、ただ開いて待つのである。心という城門を。
冲融も追究も観察も、心が開かれているのであれば自ずと成される。
いやむしろ、開けておくという能動的な行為ではなく、穴がぽっかりと開いているという自然的な状態でなければならない。常に我々は風穴を通して、外界と心とを繋ぎ、その間に風を通さなければならない。穴は閉ざされてはならないのである。
以上。
(以下、2023.10.07当時の記述)
●創作十一箇条まとめ
創作十二箇条がとっちらかっているので、ここに完結にまとめる。
創作十一箇条になった。
①信念
君は何故筆を執るのか。その根源的な問いを、常に意識する。君の行動は、胸を張って正しいと言えるのか。悔い、後ろめたさはないのか。
君は誰かの未来となり得るのか?
②呼吸(行動ではない)
動く。考える前に。くよくよ悩む前に。怯える前に。とにかく筆を進める。習慣や強迫観念もこれに含む。
行動、というのは馬鹿の謂である。
創作者にとって創作とは呼吸でしかない。わざわざ行動するようなものでもない。そもそも呼吸があって、その上に技術であるとか、心構えであるとか、あるいは創意工夫、練習、追究といったものがあるのである。
呼吸である。考えるまでもなく、自動的に筆を執って、何かを残す。そもそもあれこれ考える前に、呼吸である。窒息して動けるとでもいうのであれば、興味深いのであるが。
なお、ここにはインプットも含まれる。インプットとは吸気でしかない。
③追究
考える。なぜか。何か。どうすればいいか。順序立てて。目的地を定めて。
④沖融
満たされた、穏やかな心地を保つ。焦燥してはならない。
⑤直感(新設)
理論で作品は生まれない。自身の声を大事に。旅に出たいなら旅に出て、歌いたいなら歌う。
(睡眠もこれに含まれる。眠いときは眠る、眠くないときは眠らない。己の声に身を委ねる。)
⑥前進
進む。停滞してはならない。過去の作品を何度も見返す、スマートフォンに費やす、なんて論外。
⑦吸収
とにかくインプット。気負わず、無心でも良いので、インプット。
俺は馬鹿なのか?
インプットなんて敢えて特別視するようなものでもない。創作が呼気であるとするならば、インプットというのは吸気である。呼吸の中に含まれるし、わざわざ力んでやるようなものでもない。自然に行われるものである。
気づけば映画を観ている。暇さえあれば漫画を、書籍を読んでいる。作業中にはなんとなく、ラジオや音楽を聴いている。こういうものでしかない。無意識なのだ、呼吸というものは。知らないのか?
⑧観察
心を開いて観察。思い込みや防衛機制を排除して、ありのままに、童心に。
⑨パワー
若く在れ。実年齢が若いのであれば実年齢通りの行動を。老いているならばトム・クルーズのように狂気的に。肉体の若さが精神の若さを保ち、創作に瑞々しさを与える。
この意味で肉体の保全は大切である。トレーニング、ランニング、ウォーキング……肉体を助けるものは精神をも助ける。
⑩熱情
熱情を抱く。かわいい、好き、セックスしたい、楽しい、気持ちいい……なんでもいいから、熱情を曝け出す。
⑪執念
完成させなければ何の意味もない。最後まで押し通さなければならない、作品を形にしなければならない、ということに恐ろしいほど固執する。
⑫憤怒
怒れ。チャップリンのように。タランティーノのように。怒りとはテーマである。
以上。信念、行動 呼吸、追究、沖融、直感、前進、吸収、 観察、自己保全 パワー、熱情、執念、憤怒。