2023.10.22(残70日)
十月、31日のうち22日の経過。残り9日。29.0%。
一年、365日のうち295日の経過。残り70日。19.18%。
●労働者よ、マルチタスクを会得せよ!
労働者というものは時間に追われている!
例えばいま。私はいま、映画を観ながらブログを記述している。映画というのは『モンブランの嵐』――アーノルド・ファンク監督の山岳映画のうち『死の銀嶺』の次作にあたる。
このマルチタスクの悪いところというのは、一つ一つに対する感度が明らかに鈍くなるところである。確かに『モンブランの嵐』を観ているのであるが、同時に私はこのブログに記載すべき内容について、殆ど無意識的であるにせよ、少なからず意識を向けている。故に、映画に対するリソースと、ブログに対するリソースとは競合し、それぞれに対する意識というものは、一つ一つに着目している場合に比べ、格段に劣る。
しかし――労働者は時間に追われている!
十時間も労働に費やして人間的な営みに満足な注意を向けることなど、不可能である。いくらかは注意を損なう形であろうとも、人間は人間として生きていかなければならない。ここでマルチタスクは求められる。
そしていずれ、私はあらゆる作業を並行して行っていたとしても、それぞれに充分な注意を向けなければならぬ。つまり、マルチタスクを会得しなければならないのである。
……矢張りファンク監督のセンスは素晴らしい。望遠鏡の月を通じて男女の出会いを予見させる――非凡としか言いようがない。
●黙して語らず
独り言である。
私は労働に叛旗を翻さなければならない。しかし叛逆は秘めてこそ、叛逆たりうるのである。労働者でありながら、労働へのクーデターを企み、動き、成す……それが楽しみで仕方ない。